新しい取り組みを試みる際に現場からの反対意見でなかなか先に進めないことがある。経営者は「できない理由ばかり並べないでとにかくやってみろ」という。それは間違いである。逆に開き直って「特に理由な無いのですができませんでした」と言われるより何倍もマシである。
「できない理由」とは「現実と理想とのギャップ」=「問題」なのである。もちろん、理由そのものが問題である場合だけではなく、理由を並べる発言者自身が問題である場合もあるのは確かである。
「できない理由」を並べられたらそれは「しめた!」とばかりにその対応策を講じることを進める。継続的な活動を行う際に根性論は避けるべきである。きちんと問題点と解決策を対応付け、その状況をモニタリングするのである。
「できない理由」は多ければ多いほど良い。何も嘆く必要は無い。