学ぶことが多すぎる

 先日の貝塚商工会議所建設部会でもご一緒させていただいた幹工務店の西出代表のお誘いで同社を訪問させていただいた。
 到着したときに西出代表は顧客から依頼された餅箱を作成している最中であった。何でも先代が納めた餅箱が古くなったので新しく作って欲しいと依頼があったそうである。古くなった餅箱には先代の名前が墨で記され、色の変わった木材の質感とあわせて歴史を感じさせるものであった。西出代表も新しく作成した餅箱に名前を記すそうである。
 作業が一段落したところで大手建材メーカーが開催する展示会にお誘いいただいた。展示会は見学ツアーが組まれ、他の一人親方達と同席できるほか、もちろん建材も見学できるので勉強してほしいとのことであった。なかなかこういった機会は少ないので本当に嬉しい話である。
 さらには材木のこと、建築のこと、そして西出代表の将来構想など時間も忘れて会話に没頭した。西出代表からは本当に家作り、ものづくりが好きだということがにじみ出ている。何回か話をさせていただいたことがあるが、毎回勉強になることんばかりである。
 自分の好きなことを仕事にできると幸せ者である。しかし、その仕事が芸術・文化として人々の感動をうむとすればさらなる幸せ者である。自分もそういった幸せ者になりたいと感じた。そしてそのためには目の前に山積みされた「学ぶこと」に貪欲に取り組んでいきたいと思う。

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