断熱材と工法

 テレビCMや住宅系雑誌などの効果で高断熱・高気密を実現した省エネ住宅に注目が集まっている。次世代省エネルギー基準など大手住宅メーカはもちろん対応済みであるが、地域の中小工務店でも対応住宅へのニーズが広がっている。しかし、断熱材を適当に敷設するだけで高断熱を実現できるものではない。また、高断熱・高気密は同時に結露対策も考える必要がある。断熱材は様々なものが開発・販売されているが、断熱材にあった適切な工法・使い方をしなければ効果が無いだけでなく逆に害を及ぼす場合もある。
 高断熱・高気密をうたうには継続的な研究が不可欠である。しかしもう何年かすれば特長として打ち出すには当たり前になりすぎて効果を成さなくなるであろう。とすれば早期に自社での高断熱・高気密工法の標準モデルを決定し技術・ノウハウを蓄積しながらコストダウンを図る方が先決ではなかろうか。

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