高齢化社会に対応する

KDDIのツーカーSに引き続き、ドコモが通話専用携帯電話らくらくホン シンプルを打ち出した。表向きは携帯電話の複雑な機能に対応できない高齢者向きに通話機能に限定したハードウェア側からのアプローチと捉えることができる。今後高齢者の割合が増加する日本において高齢者市場はもちろん無視できない。
私は高齢化社会に対応するサービスや技術の提供はすべて「コミュニティ」を意識しなければならないと考えている。単に頭数が多いから画一的に対応していては大きな落とし穴にはまる。高齢者はその個人がもつ環境、経済力、好みなど、若者のそれとは比べ物にならないほど多様である。そうなればある種コミュニティ単位でのサービスや技術を提供することが必要となる。共通の趣味をもったサークルなどが分かりやすい例だと思う。このコミュニティの形成を手助けする手段として携帯電話の活用を考えた場合、コンテンツの提供が面白いビジネスになると考える。例えばこうだ・・・俳句の趣味の場合を考えてみよう。従来であれば自宅で思いついた俳句を何かに書く。外出先でもできた俳句は何かに書かなければいけない。そこで『俳句デスク』コールセンタサービスを提供する。出先で思いついた俳句は何かに書き留める必要はなくすぐに携帯電話で『俳句デスク』に電話してオペレータに俳句の内容を話す。後日装飾された俳句用紙に印刷された自分の俳句が届けられる。もちろん会員制で地域ごとの「俳句サークル」を形成し、高齢者のコミュニティへの参加機会も提供する。
現在のIT社会においては「そんなのメールでいいのでは?」、「そんなのにお金出すの?」と思われがちだが、高齢者の目線で考えれば案外面白いサービスではないかと・・・

初授業

今日は昨年から行っている基本情報処理技術者試験向けの新年初授業。春の試験に向けた講座であるが、知識のインプットはもう後半戦に入っている。
今日の内容はデータベースの第2回目。2時間半程度の時間でSQLに関する重要な命令を網羅する。INSERT、DELETE、UPDATE、SELECT、さらには副問合せや結合まで。正直受講生には盛り沢山過ぎてすべては吸収してもらえなかったように思える。インプット講座が終わるとアウトプット講座、何とかここで不足分を補いたい。
皆が合格できるようにと帰りの車中で強く願い、4月続く講義への熱意が増した。
ちなみに願書は1月6日から配布が始まっている。インターネットでも申込できる。今回から始まるテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の区分にも注目したい。

商売繁盛、笹もってこい!

 安田コンサルティングの繁栄を願って、今宮戎(えべっさん)にお参りにいってきた。実は私の両親は昔喫茶店を営んでいたことがあり、えべっさんは馴染みがあるのだが自分のために行くことは今回が初めてだった。
 今宮戎はその周辺も含めて大変な活気で、商売人が集まるだけ合って厳かな雰囲気というよりはワイワイガヤガヤで威勢もあった。笹をもらって、福娘に「吉兆」をつけてもらった。「吉兆」をつけた笹を人に当たらないように高く持って家路につくのだが、それ自身がなんだか自分を商売人と意識するには十分すぎる行いで気持ちも多いに盛り上がった。
 来年はこの笹を返して良い業績を報告したいものだ。

マンションみらいネット

 マンションの修繕履歴などをインターネットで公開する仕組みをマンション管理センターが試験運用を始めた。利用者側は他物件との比較を容易に行うことが可能となる。中古マンションの市場活性化にも繋がる。
 分譲・中古物件ではないが、私も引越しなどで転居先を探す際にインターネットをまず活用する。賃貸の場合は大手の仲介業者のホームページを活用することになるが、個々の物件の情報量で絞り込むことが多い。例えば物件の写真が掲載されていなければそれだけで候補から外される。間取り図なども重要だ。
 賃貸でなく中古物件となると購入者の資産となるため、購入前の情報は多ければ多いほど良い。とくに修繕履歴や管理組合の活動状況などが把握できれば選択の際に参考になる。逆に提供者側もマンション価値を高めるために有効な手段だと考える。
 マンションみらいネットのホームページはこちら

構造計算付き建材

日経産業新聞(1月6日)より
松下電工が耐震強度などの構造計算を前提にした建材(木造住宅用)「テクノストラクチャー」を拡販する。耐震強度を手軽に計算できる特約工務店向け専用ソフトを開発し提供する。
工務店向け専用ソフトの活用用途は単なる構造計算をするだけでなく、施主と画面を見ながら耐震強度を確認してもらいながら打ち合わせを進めるサービス形態が考えられる。顧客の安心、顧客の満足に繋がるのである。
松下電工もこの構造計算を行わないと建材を供給しない。
業界の問題をチャンスと捉えて拡販を狙う一方、顧客満足度も向上させるすばらしいアイデアだと思う。

メガネ屋さんのチラシ

 昨日、読売新聞におもしろいチラシが入っていた。
 地元貝塚市のメガネ屋さんのチラシだが、おもしろいのはチラシ自身の材質だ。ただの紙ではなく紙製のメガネ拭きとなっていた。使い捨てのメガネ拭き紙と同じ材質と思われる。私もメガネを愛用しているが思わずこれには「うまい!」と頷いた。メガネが汚れていようが無かろうが、とりあえずこの紙を使って拭いてしまう。拭く前にチラシの内容を読んでしまうのである。
 このように材質自身を変えてしまうのはニーズも考えるとリフォーム業などで応用することは難しいかもしれない。キッチンリフォーム業者がクッキングペーパを使ったとしても、口にするものを作る調理で広告が印刷されたものを使うには気が引ける。今思いついたのは、地元の市区町村のゴミ収集予定を記入した1ヶ月分のカレンダー広告。冷蔵庫などに貼ってもらえそうである。そこに現場見学会などの予定が入っていれば目に触れる機会が多くなるために広告効果も上がると考えられる。

戸田建設の医療福祉部

 日経産業新聞より
 戸田建設が医療施設建築分野で強いという記事が掲載されていた。医療福祉部の社員3名が中心となって、設計、施工担当、各支店の社員約70名から、顧客の要望に応じて専門チームを形成し、営業から受注・設計・施工まで一貫して手がける形態だ。
 従来までは各支店でそれぞれ個別に対応してきたが、この形態に変更することによって様々な事例を一元管理することが可能で、顧客の様々な要望に徹底的に対応することが可能となる。
 プロジェクト制の組織形態に統括する管理者がいて、管理者は経営資源に加え情報も管理する。この形態は強いと思う。中小企業に例えると統括管理者は経営者自身になるが、そんなに大きな組織規模でもないのに社内の情報が一元管理できていない経営者が多い。この事例も管理形態の改善の参考となろう。

新築そっくりさんまるごと博覧会

 今度の日曜日(1/8)、大阪の中ノ島で住友不動産の『新築そっくりさんまるごと博覧会』が開催される。たまたま電車のつり革広告で発見した。新築そっくりさんはその名の通り新築そっくりに、当然建て替えより少ない費用でリフォームを行う住友不動産のリフォームサービスの名称である。名称の語呂が良いので深く印象に残っている。
 リフォームの勉強がてら行きたい(開催者側からすれば迷惑だと思うが・・・)が、残念ながら他用があって行くことができない。
 つり革広告まで出しているのでホームページでも大々的に宣伝しているに違いないと思ったのだが、案外小さな紹介だった。
 博覧会でも企画されている完成現場見学会はリフォーム事業において信用を得るための大きな手段の一つ。施主に協力いただく必要があるが、積極的にアフターサービスを行っていれば、快く承諾してくれる施主も必ずいると思う。中小の工務店・リフォーム店でも是非実施してほしい営業手法の1つだ。

明日から営業開始

 明日から安田コンサルティングの営業開始です。まだまだヒヨコ事務所ですが、今年もがんばります。今日は今年の安田コンサルティングとしての目標を考えていました。利益目標、売上目標、営業的な目標、技術的な目標、自己啓発の目標・・・色々と設定しました。設定したからには達成したいと思います。
 ここではせっかくなので、ここで今年の目標(自己啓発目標のみ)を発表します。
 ・メルマガ・・・月2回の定期発行
 ・知識習得・・・月5冊の読書とホームページへの書評掲載
 ・資格(経理)・・・建設業経理事務士 財務諸表合格
 ・資格(住宅)・・・福祉住環境コーディネータの2級資格取得
 達成できたかどうかの経過は随時こちらでも紹介していきます。

年賀状

 届きました年賀状を眺めてみますと色々皆さん工夫されています。デザインなど見ているだけでも時間が経つのを忘れます。
 今回、私が出しました年賀状についてもかなりどのようなものにするのか悩みました。かなり「印象」にこだわっています。特に企業宛に出す場合、多くの年賀状に埋もれてしまって印象に残らない可能性があります。自分の伝えたい気持ちを本当に伝えたくて「印象」の強いものにしました。
nenga 赤い「感謝」の字は気持ちを込めて1枚1枚手書きしました。
慣れない筆字でしたが、多少の乱筆はご容赦ください・・・