元気つうしん 2025年2月号 Vol. 115

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は1月17日に和歌山県田辺市にあります和歌山県立情報交流センターBig・Uにて行いました研修についてお伝えいたします。こちらの研修は和歌山県内の公的な支援機関の職員さん向けに行われた研修で毎年講師を担当させていただいております。今回のテーマは『経営体質の健全化に向けて』として、以下の6つの項目を2時間50分でお話ししました。

  1. 企業の経営理念と気づきへの促し
    ①経営理念とは ②4つの視点(顧客、スタッフ、社会、自分自身)で考える事業の目的 ③創業精神 ④仕事の誇り ⑤地域の振興とは
  2. 10年後のビジョンの共有
    ①顧客について ②競争力の強化 ③競争力の6要素 ④仕事のやりがいの3要素 ⑤顧客満足のその上とは
  3. 問題点と課題の抽出
    ①問題と課題の違い ②不安と危機感の違い ③ビジョンと現状の違い
  4. 競争力強化と人材育成
    ①強みとは何か ②経営資源について ③BtoCにおける競争力 ④BtoBにおける競争力 ⑤多能工の育成 ⑥キャリアと賃金 ⑦事業承継 ⑧技能承継
  5. 財務体質の改善
    ①収益性 ②利益率 ③生産性と付加価値 ④貸借対照表から見るキャッシュフロー経営 ⑤キャッシュフローを増やす8つの方法 ⑥損益分岐点分析
  6. 資金調達と補助金活用
    ①収益改善スパイラル ②資金調達 ③補助金の活用 ④補助金の代表的な加点対策 ⑤一般事業主行動計画の策定 ⑥パートナーシップ構築宣言 ⑦経営力向上計画 ⑧事業継続力強化計画

3時間弱という短い時間で内容は盛りだくさん。そんななか少しだけ演習も盛り込みました。受講された皆さんがそれぞれの地域でご活躍され、地域の中小企業が反映し、地域の振興が進むことを願っています。

 

~建設業ニュース~

建設業法施行令の一部改正について

令和6年12月6日、「建設業法施行令及び国立大学法人法施行令の一部を改正する政令」は閣議決定され、特定建設業許可等の金額要件が見直されることになりました。

 

元気つうしん 2025年1月号 Vol. 114

~事務所だより~

謹んで新春の祝詞を申し上げます。
昨年は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
貴社の益々のご繁栄をお祈り申し上げますとともに本年も倍旧のお引き立てのほどひとえにお願い申し上げます。

令和七年 元旦

改めまして、こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は12月8日~23日にボランティアのためカンボジアを訪問してまいりました様子をお伝えいたします。期間中は皆さまにご不便をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。

1.カンボジア訪問の目的

カンボジアの農村エリアに住む貧困家庭の中学生に通学用自転車とパンク修理キットをプレゼントしています。また、中学校に自転車修理の拠点となる修理クラブを立ち上げ修理用の工具と交換用パーツを提供しています。

2.今回の訪問では

カンボジアの様々な地域を訪問し、それぞれの場所で自転車寄贈セレモニーを開きました。今年は310台の自転車を6か所に分けてプレゼントしました。また新たに5か所の自転車修理クラブを設立。並行してこれまでの38か所のクラブに対して交換用パーツを補給いたしました。こうした活動を2016年から開始し、今年で合計1,983台の自転車が寄贈でき、44か所の自転車修理クラブが設立できました。

3.ご支援くださいましてありがとうございました

多くのお客様からもご支援いただきました。おかげさまでプロジェクトは無事完了し、たくさんの子どもとその家族を笑顔にすることができました。子どもたちの未来のために必要な教育を受け続けられるようにするこの活動をこれからもどうかよろしくお願いいたします。

 

~ニュース~

【読売福祉文化賞を受賞いたしました】

昨年12月8日、カンボジア自転車プロジェクト(https://cam-bi.net/)が「読売福祉文化賞」を受賞することができました!こちらの賞は「読売新聞社と読売光と愛の事業団」が行っている賞で「今の時代にふさわしい福祉活動に取り組んでいる団体などを顕彰する」とあります。これまでご支援いただきました皆さんのご協力がこのような形になったのだと思います。本当にありがとうございました。

12月8日~23日 ボランティア活動のためご迷惑をおかけいたします

株式会社パールの安田です。お世話になります。

12月8日~23日までの期間、ボランティア活動のためカンボジアに渡航しております。メールは毎日確認いたしております。

携帯電話は事務員が着信やメッセージを確認しておりますので、折り返しこちらから連絡させて頂きます。

お急ぎで通話をご希望の場合は、Facebookメッセージでの通話やLINEでの通話をお願いいたします。

ご不便をおかけいたしますがご了承ください。

元気つうしん 2024年12月号 Vol. 113

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。

本日は11月12日、11月19日と2週に渡って講師を務めて参りました豊岡市商工会での「創業塾 創業(経営)支援セミナー」について記載いたします。

こちらのセミナーは2014年からご依頼いただいており、ちょうど10年。今年で11年目となります。2週に渡って解説させていただいた内容は以下の通りです。

  1. 創業を考える
  2. 経営者に必要なもの
  3. 自分の強みを生かす
  4. 創業の動機を考える
  5. 創業計画書について
  6. 強みと機会を活かした経営戦略
  7. 事業コンセプトの明確化
  8. マーケティングのポイント
  9. 3C分析
  10. マーケティングの4P
  11. 資金計画のポイント
  12. 売上計画のポイント
  13. ホームページ
  14. ブログでの情報発信
  15. ネットショップの開設と集客
  16. コンバージョン
  17. SNS
  18. クラウド活用する
  19. プレゼンテーションで大切なこと
  20. 開業手続き
  21. 社会保険・労働保険について

両日とも10時から休憩1時間をはさんで17時までの6時間。計12時間と長丁場のように思えますが、伝えたい内容が盛りだくさんなのでいつも終了時間ギリギリまで詰め込んで解説しています。受講者の方々には拙著「創業者のためのスタートアップマニュアル」もプレゼントさせていただきました。これで復習もバッチリできるはずです。

受講された皆さんの夢が叶い、地域が活気づき、幸せな人たちが増えていきますよう心から願っております。

 

~お知らせとお詫び~

安田は12月8日~23日までの期間、ボランティア活動のためカンボジアに渡航しております。メールは毎日確認しておりますが、携帯電話は事務員が着信やメッセージを確認しておりますので、折り返しこちらからご連絡させて頂きます。ご不便をおかけいたしますがご了承ください。

元気つうしん 2024年11月号 Vol. 112

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。

本日は大阪府の建設業許可の手引きが改訂されましたので、その内容をお伝えいたします。建設業の許可要件の一部となっています、

  • 経営業務の管理責任者が経営業務等に携わった経験年数
    (経営業務の管理を適正に行うに足りる能力を有するものとして国土交通省令で定める基準に適合する者)
  • 専任技術者が実務の従事期間を積算した経験年数

に関して、これまで、要件の確認方法を主体として記載していた内容に関し、 「書類の書き方」 と、「提示書類の確認方法」 を分かりやすく明示するため改定されました。

通年の経験を証明する際の様式への記載内容が変更となりました。通年の経験が無い場合は工事ごとの工期で積み上げするため必要な工事件数が増加しますのでご注意ください。ご不明な点がございましたら安田コンサルティングまでお気軽にお問合せください。

~建設業ニュース~

【電気工事業の届け出についてご注意ください】

建設業許可(電気工事業)を受けた事業者が、電気工事業を行うためには電気工事業法に基づく登録が必要です。「建設業許可があれば、電気工事業者の登録は不要」と勘違いされていることが多いのでご注意ください。また、登録後5年ごとに更新の手続きも必要となります。安田コンサルティングに建設業許可に加え電気工事業登録もご依頼いただいている場合は更新のタイミングでご案内させていただいておりますが、建設業許可のみご依頼いただいている場合は電気工事業登録について期限切れとなりませんようご注意ください。

元気つうしん 2024年10月号 Vol. 111

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。
先日寄せられました経営事項審査に関する質問について、他の事業所様にも参考になる部分も多いためこちらでご紹介いたします。

1.経営事項審査の有効期限

経営事項審査は一般的に決算日を審査基準日として受審いたします。例えば2023年3月31日が決算日であれば、この日付が審査基準日となります。そして、経営事項審査の有効期間は1年7か月と定められておりますので上記の経審の結果は2024年10月31日まで有効ということになります。当然2024年3月31日に次の決算日を迎えておりますので、この10月31日までに新しい経審の結果通知書が入手できれば問題ない訳です。

では2024年3月31日の決算についての経審はいつまでに受審すればいいでしょうか。大阪府では申請書が受理されてから土日・祝日を含み22日程度で結果通知書が発送されますので9月末までに経審の申請が終われば10月中には結果通知書が得られます。「3月末決算で、経審は9月末まで」と考えますと決算月から半年(6か月)後までに経審の申請を終える必要があるわけです。安田コンサルティングでは決算日から2か月後の月末(決算書ができあがるタイミング)にメールやFAXにて経審申請の時期が来たことをお知らせするようにしております。

2.建設業退職金共済制度の履行証明書

入札参加資格申請などで必要とされることが多い建設業退職金共済制度の履行証明書。この発行条件についてもよく質問を受けます。一番簡単な判断は、社内の加入者(手帳を持っている職員)が全員決算日までの1年間で手帳を更新していることです。(証紙を貼る欄が満了しており更新時期を迎えていれば、決算日までに更新していなくても履行証明書発行願いを出す日までに更新していればOK)社長一人だけの会社などでは加入者がゼロの場合もあります。その時は下請への証紙の発行を行っていることを示す必要があります。

また、建設業以外の事業も行っており建設業に従事する日数が250日に満たない場合には1年経っても手帳が更新できないことがあります。その場合は出勤日と建設業に従事していた日がわかる資料を提示することで更新をしていなくても履行証明書を発行してもらえます。

ご不明な点がございましたら安田コンサルティングまでお気軽にお問合せください。

 

~お知らせ~

貝塚郵便局(貝塚市海塚1-16-10)に広告ポスターを掲示しております。入口手前の右手です。ATMや時間外窓口なども含め貝塚郵便局をご利用の際にご覧いただけましたら幸いです。

休日などの時間外窓口で荷物の発送や受け取りで並んでいることが多く、その待ち時間でご覧いただけるかと考え9月から3か月間お試しで掲示することになりました。効果があったかどうか、またこちらのコーナーでお知らせできればと考えております。

 

元気つうしん 2024年9月号 Vol. 110

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。
先日寄せられました建設業許可の取得についての相談事例をお伝えいたします。これまで設備工事を営まれていた個人事業主の方ですが、将来大規模案件にも対応すべく管工事で建設業許可を取得したいとのこと。

1.経営管理責任者要件

確定申告書が5年分残されておりましたので、これで問題ありません。

2.専任技術者要件

施工管理技士等の資格は持っておられず10年経験の実務経験での証明となりま    す。実務経験は10年分の契約書か請求書等の書類と、その期間中の企業の在籍を証明することになりますが、大阪府の場合、自分で自分を証明する場合、そうした資料は割愛することができます。

3.営業所要件

自宅開業でも構いませんが、その方は公団住まいのため事務所には使用できません。近隣に住まわれているご両親の家の一室を事務所とされていたため、これで問題なしです。ただ固定電話の契約がありませんでした。固定電話が必要なため、契約をお願いしました。

4.財産要件

個人事業主の場合は口座の500万円以上の残高証明が必要となります。証明日付から4週間以内に申請が完了しなければなりません。月末等で得意先から入金があったタイミングでの取得をお願いいたしました。

5.欠格要件

欠格となる条件に該当しないことを確認。

これらの確認を、その方のご自宅に訪問させていただき1時間ほど説明させていただきました。許可の取得は問題なさそうでしたので、その場でご依頼いただきました。

こうした「自分でも許可が取れるの?」という相談は無料で行っております。その場で「今は許可が取れない」という判断だったとしても相談料は頂きません。どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

~お知らせ~

7月8日から開始しておりました「カンボジア自転車プロジェクト」のクラウドファンディングですが、無事に目標金額に到達することができました。(募集は8月29日までですので、こちらの原稿を書いている時点ではまだ達成金額は確定しておりません。)
多くの皆様にご協力いただきまして、本当にありがとうございました。一人でも多くのカンボジアの子どもたちの笑顔のため、これからも頑張ってまいります。
詳しくはクラウドファンディングREADYFORホームページ
https://readyfor.jp/projects/cam-bi2024)をご覧ください。
QRコードからもご覧いただけます。

元気つうしん 2024年8月号 Vol. 109

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は京都商工会議所主催で開催されました創業塾で講師を務めた様子をご紹介いたします。

こちらの創業塾、2015年からメイン講師を務めております。ちょうど10回目の開催となりました。毎回30名ぐらいの方々が参加されますので累計約300名という計算になります。

創業塾はもちろん「創業を目指す方」向けのセミナーなのですが、厳密にいいますと「創業するかどうか正しい判断ができるよう知識を身につけるところ」といった方が正確です。そしてそれと並んで得られるものが創業仲間です。今年も同期でLINEグループが立ち上がり、安田も仲間に入れてもらいました。

これまでの京都創業塾と違うところは全5回だったところ4回に減ったことと、個別相談会が復活したことです。

個別相談会は一人一人と向き合って創業プランをブラッシュアップするものです。家庭の事情など状況は人それぞれ。普段はあまり切り込まない部分まで質問したりしながら検討していきます。その個別相談会は来週の8月3日。また受講者の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

そして、創業するかしないかに関わらず、受講者の皆さんの未来が幸せに富むように願っています。

 

~お知らせ~

7月8日からクラウドファンディングの支援会社であるREADYFORさんにてカンボジア自転車プロジェクトがスタートいたしました。今年は昨年の達成金額4,106,000円をもとに目標金額を411万円としました。どうかご協力くださいますようご検討よろしくお願いいたします。

詳しくはクラウドファンディングREADYFORホームページ(https://readyfor.jp/projects/cam-bi2024 )をご覧ください。
QRコードからもご覧いただけます。

元気つうしん 2024年7月号 Vol. 108

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は大阪府商工会連合会さん主催のセミナー「ビジネスチャンスをつかむ!事業計画作成と補助金活用のポイント」で講師を務めてきた様子をお知らせいたします。

こちら大阪府の新事業展開テイクオフ支援事業として開催されたセミナーです。会場参加とオンライン参加が可能で、オンラインでは70名以上もご参加いただきました。セミナーの内容は主に以下の通りです。

 

経営管理の基礎知識

理念、方針、計画、ビジョン、経営に関する基礎知識を学び、自社発展のための計画づくりの基礎を固めます。

 

経営計画の作成方法

経営計画に盛り込むべき内容や計画立案の方法を学びます。

 

補助金等の活用

事業再構築、ものづくり、持続化といった各種補助金の要点をまとめ、活用のためのポイントを学びます。

 

私の説明のあと、大阪府の職員さんがテイクオフ補助金のことについて説明されました。

およそ2時間のセミナーはあっという間に終了。いつもながらたくさんの内容が盛り込まれた充実したセミナーとなりました。

ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。そして講師をご依頼いただきました大阪府商工会連合会の皆さん、ありがとうございました。

 

~建設業ニュース~

建設業では現場の急速な高齢化と若年層の減少が進んでいます。若手の入職を促進し将来の担い手確保が急務です。国交省では労務単価の引き上げを行い、前年比で5.9%増となり12年連続となりました。皆さんの現場ではいかがでしょうか。これが現場労働者の賃上げに結び付き、それが労務単価の引き上げにつながる好循環を実現できるよう取り組むことが重要です。

 

元気つうしん 2024年6月号 Vol. 107

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は補助金申請攻略セミナーというテーマで事業計画策定と補助金活用について説明する講師を務めて参りました様子をお伝えします。

こちらのセミナー、2022年から毎年講師をさせていただいております。受講者アンケートで高い評価をいただきましてリピートでご依頼いただけること、本当にうれしい限りです。

セミナーの内容は自社の強みを生かした経営計画や事業計画を作成する重要性について。冒頭に「皆さんは自社の強みを今すぐ説明できますか?」という質問からスタートします。ほとんどの経営者さんは即答できずその場で考えて思いついたキーワードを口に出します。それは強みが定まっていない証拠。なのでこれから伸ばしていくポイントも不確かで効果的な投資や人材育成につながっていきません。補助金を使ってもなかなか効果がでないのもそうした理由が多いです。

その次は補助金についての基礎知識と採択されるための大切なポイントについて解説しました。当初、小規模事業者持続化補助金と、ものづくり補助金だけの予定だったのですが、事業再構築補助金も募集中でしたので、これら3つの補助金を解説させていただきました。

最後には必勝パターン(構図)を例示させていただき2時間のセミナーはあっという間に終了いたしました。終了後、個別に相談もいただきまして受講者の皆さんには満足していただけたようでした。

 

~建設業ニュース~

購読しています「建設業しんこう」にて建設DXと働き方改革についての記事がございました。(記事はどなたでもご覧いただけます。こちらのURLからご覧ください。https://www.shinko-web.jp/feature/14303/

2024年問題で運送業とともに時間外労働の上限規制が厳格化されました。時短と省力化の両面から取り組まなければなりません。タブレットなどの活用からロボットやAIの話まで盛りだくさんです。DXの取り組みは表紙面でも出てまいりました「ものづくり補助金」などでも対象となっています。補助金活用も視野にいれて取り組みたいものです。