中小企業家同友会で経営者として学ぶこと

大阪府中小企業家同友会で経営者として学んでいます。もうすぐ入会して4年。先日南ブロックで開催された役員研修オリエンテーションで色々な気づきをもらい、討論で自分の意見をぶつけ、「同友会に入って良かったことを自分で絵にしてみよう」と思い至りました。その絵を掲載しています。
同友会は基本的に会員運営なので、自分でどれだけ首を突っ込むかで、その分気づきや学びも多いのです。入会して間もなく、ある役を仰せつかり、そこからずっと色々と関わってきました。それは「突っ込む」と「学ぶ。気づく」が同時進行で起こるので、新鮮である意味楽しかったんだと思っています。それがここ最近、この同時進行を感じられないようになってきました。突っ込んでも何も無いのです。それは期待してはいけないのか、あるいは突っ込み方が足りないのか、あるいは新しいステージの到来なのか・・・・ そこのところを最近悩んでいて前述のとおり討論で自分の意見をぶつけたわけです。
でも同友会は大好き。この悩みと大好きな気持ちの整理がしたくて絵にしてみたわけです。
自分が同友会に深いかかわりを持ったのは「頼まれごとは試されごとや!!」と自分と同じ年齢の仲間が報告で喋っていたことがきっかけです。それをやってみようと思い立ってから。本当にそこから多くの機会にめぐまれました。「あてにされることが大好きな自分」に気づきました。
学びとして本当に大きな位置を占めるのが経営指針確立成文化セミナーです。3年前の1月に理念コースを受講し成文化しました。そのときに経営者としての姿勢を確立しました。自分の使命にも気づきました。自分の胸のなかにある宝物を見つけました。その宝物は3年経っても輝きまくっています。そして今はその理念コースのリーダーを担当するほどになっています。姿勢を確立する場で自分の姿勢を確認する。受講者が宝物を見つける瞬間を目の当たりにして、自分の使命をより深めていく。この指針セミナーの場は私にとってまた別の宝物といえます。
そして活動のなかで得た多くの仲間です。知り合いではなく仲間。それは同じ目的を掲げているからこそ仲間です。
同友会理念には「自主・民主・連帯の精神で、経営者としての能力を高め、会社を良くし、そして努力したものが報われるような経営環境を皆で目指そうという目的のもと、地域とともに歩んでいこう」といったものです。その理念は安田コンサルティングの理念ともつながっています。指針セミナーで作成する理念はこの同友会理念や人間尊重・労使見解などを踏まえて作るのでつながっているのは当たり前なのですが、中小企業を支援する仕事をしている自分にとって、より深くつながっていると感じているのです。

今にしてみればこの4年が無かったら今の自分はどうなっていただろうと想像しても何も思い浮かばないほど自分のなかで同友会の占める割合が大きすぎるのです。
これだけ学んで気づいてきたこれまでと、これからがどうなっていくのか。悩みはつきませんがとにかく前に進むとします。

私の理念の追及のために、社会性に富む理念を追求する企業は応援したいのです!!

安田コンサルティングの経営理念の追及のために、社会性に富む理念を追求する企業は応援したいのです!!
うちの経営理念は次の2つです。
1.私達は、愛で中小企業の経営者を元気にします
2.私達は、中小企業に関るすべての家族を守り、次の世代に命を繋ぐ社会をつくります
この理念を作成して3年が経ちました。この理念は私にものすごい力を与えてくれます。そして与えられた元気で経営者を元気にしたいと思っています。だから1つ目の理念は行動理念。私は死ぬまでこれをやりたいと考えています。だから使命といっても過言ではありません。
でも、「何のために?」と思う人がいるでしょう。それが2つ目に表現されています。経営者が元気になるということは会社が元気、社員が元気、それを支える家族が元気になると信じています。そんな家族のもとで子どもたちは健やかに育ち、次の世代へよりよい社会が形成されていくと願っています。
私は経営コンサルタントなので、経営コンサルティングという仕事を通してこの経営理念を追求していきたいと思っています。2つ目の目的理念に思い描く社会の姿を追求します。
そして経営コンサルティングの支援企業の中には私と同じような世界を思い描いている企業があります。その企業が成長・発展することは私の理念追求の道につながっていくのです。だから応援したいのです。
その一方で「じゃあ、そうした世界を思い描かない企業は応援しないのか?」という疑問が出てくるでしょう。もちろん応援します。そしてそんな世界を企業経営の先に思い描いてほしいとお願いをし、想いの共有を図ろうと努力します。今は思い描かなくても将来は・・・と願っています。
ある意味、ものすごい押しつけですよね。だから経営理念って社会性がいるのだと思います。誰もが賛同してくれる社会性です。私は自分の経営理念に社会性があると確信しています。だから押しつけるんです。もう本当にしつこいぐらいに。
この絵は、ある支援先の理念を私なりに絵にしたものです。支援先で行った昨年のビジョン合宿でも同じような絵が登場しました。そんな絵を描く企業を応援したくなる私の気持ち、わかってもらえるといいのですが(^^)
 

今までの成果に満足できないのであればやり方を変えなければならない・・・ということでコーチングを受けてみることにしました

今までの成果に満足できないのであればやり方を変えなければならない・・・ということで今年はコーチングを受けてみることにしました。

14日の朝、そのオリエンテーションがありました。私をコーチしてくれるのは長年のお友達&同業のコンサルタント&診断士の先輩&同友会の仲間等色々とかかわりの深い福住さんです。(福住さんのブログはこちらです。)
ちなみにコーチングを受けようと思ったきっかけは昨年末に今年の目標のことを考えつつ、年賀状を出すのに追われていたときです。福住さん宛ての年賀状にコメントを書こうとしたときに、「そうだ!!福住さんにコーチしてもらおう!!」と思って、そのまま年賀状に「コーチングのことで相談したいことがあります」と記載したのです。思いついて即行動に移せてある意味ラッキーでした。
経営だけでなく色々な目標や計画を立ててもその成果が思うようにあげられない場合があります。私自身も昨年の目標の中には達成できないものがありました。そこで今年新年を迎えるにあたって「目標達成にもう少しこだわってみよう。そのためにやり方を変えよう。」と思いました。そしてとった行動が、今回のコーチングであり、このブログに前に書いた「目標の発信」です。
今日はオリエンテーションで2時間余りお話をしました。リラックスした雰囲気のなか、会話の中の質問などから色々と気づきがありました。そのなかで次のような気づきがありました。
■目標を達成するために色々なアイデアを考え行動する。
■でも、その多くは1人で完結するものが多く、他の人に頼ったり何かを任せたりすることが少ない。その傾向は、目標達成のために回り道をしたとしても顕在。
■人に頼られることが好きであり、頼ってくれる人に好感を持つ。
■でも、依頼された内容が、その依頼主以外の誰も喜ばないようなことはやりたがらない。
この気づきから目標に対する取り組み姿勢を少し変えた方がいいなぁと自覚しました。
コーチングはこの1年間続きます。この1年がとっても楽しみです。

経理の仕事というものは

先日、経理の仕事役割について話すことがありました。
ここ最近は経理という言葉が古臭いといった理由で会計や財務という言葉に変えられ経理課も会計課や財務課といった名称になってきています。
しかし私は「経理」という言葉が大好きです。
「経」の字は経済や経営の「経」。機織りの縦糸を表すこの字は連綿と継がれていく時代の流れを連想させます。経済は経世済民。世を経て民を救済する。経営は営みを経る。会社を守る。社員を守っていくことです。
企業経営の中では絵に描いたように追求すべき理念を定め、中長期的なビジョンを示し会社全体で歩んでいかなければなりません。経理の「理」はきちんと筋道を立てる。整えるという意味があります。道を整えることが経理の仕事です。過去に歩んできた道を整えるのが簿記。でも整える道は過去ではなく未来です。経営者はビジョンに向かって歩んでいきます。ビジョンを目標に歩んでいきます。その視線の先にビジョンがあります。もし歩むべき道が整っていなければどうなるでしょうか。つまづいたりしないか、穴に落ちたりしないか、心配でビジョンという目標ばかりに目を向けていては危なくて安心して進めません。足元を見なければならなくなります。「道は私が整えますから、ビジョンだけをまっすぐ見て進んでください!」と経営者をサポートするのが経理の本当の仕事です。
未来の道は何があるかわかりません。それを予測し対応していく。経理にはそうした役割があるのです。重要な役割です。その役割を果たすためには知識や経験が必要ですし、判断力や行動力も大切です。
「経理」という言葉。私はとっても大切にしていますし、その仕事に携わっている方を尊敬しています。

 

今年の業務初日は支援先のビジョン策定合宿

今年は1月6日から本格業務開始です。その初日は支援先企業のビジョン策定合宿です。いまその準備中。準備物は模造紙、画用紙、色鉛筆にクレヨン、極太ボールペンと鉛筆、鉛筆削りに消しゴム、付箋紙と折り紙です。
何をするのかと言えば、ビジョンを
1.明確にし
2.表現し
3.共有し
4.発信する
ことの大切さを説明しつつ、実際にやってみようというワーキングも行います。
こうしたワーキング付きの研修はよく実施するのですが、今回の特徴は社員さん、そのご家族まで巻き込んでやってみようという取り組みです。
その理由はいくつかありますが・・・「家族抜きで夢は語れない。」という根本の理由と、「ダンナが働く会社のビジョンを家族ぐるみで共有して力に変えよう!」という狙いなど様々です。社長さんやそのご夫人からのご意見も取り入れて実現しました。
どうなるかわかりません。就学前のお子さんもおられます。飽きないようにお絵かきもしてもらおうと思いますし、時間つぶしのDVDも用意しました。セミナー用のプロジェクタで映し出すと喜ばれるでしょうか(笑)

年始早々、チャレンジな取り組みですが今からワクワクしています!!

問題を課題に変えられる人、できない理由にしてしまう人

今日は和歌山大学にて講義を2コマ担当してきました。先週がミャンマー出張のため休講だったため、そのお詫びと土産話から。でもその話のなかであるメッセージを伝えてきました。
この写真はミャンマー出張中に撮影したものです。学生は建築学科ではありませんが、これが工事現場であることは一目でわかります。そして足場の上に立つ人が作業員であることも。
「この写真に写っている彼に日本で売ってるもので買ってもらえそうなものはありますか?」という質問に対して、一人の学生が「工事現場向けの作業服がいいのではないですか?」という回答。「確かに売れそう・・・」ということで話はここからが本番です。
安田:「さて、ミャンマーにいって現場作業服を売ろうというアイデアが生まれました。皆さん、どうですか?やりますか?」
学生A:「いや、わからないことが多いのでやりません。」
学生B:「楽しそうなのでやります。でも確かにわからないことは多いです。」
仮に現場作業服を売る事業を開始することが「目標」だったとしてわからないことだらけの「現状」との差が「問題」なわけです。この3つがあきらかにならなければ「問題」すら認識できず不安なままなわけですが・・・「問題」があきらかになったときに大きく2通りの人がいます。
A:問題をできない理由にしてストップしてしまう
B:問題を解決さえすればできるんだからやってみよう
どっちを取るかは、その「目標」をどれぐらい達成したいと考えているかという「動機」の部分とそもそもの自分の性格や取組「姿勢」に影響する部分が大きいです。
さらに「問題を解決さえすれば」というのは「問題」を「課題」に変えるということです。その解決能力が自分に備わっていなければAに傾いてしまいそうになります。しかしもう一度考えてみるべきです。自分に備わっていないのであれば、備わっている人に手伝ってもらえばいいのです。この思考もどれぐらい達成したいのかの「動機」の強さが強く関わっています。もちろん、「備わっている人を知っている」は解決能力の一つです。
伝えたメッセージは2つ。
1.不安になったら「目標」「現状」「問題⇒課題」のどれがわからないのか考えてみよう。すべて解決すれば不安は危機感にかわります。
2.目標が達成できるかどうかの要素の1つとして、自分がどれだけその「目標」を達成したいと考えているかがあります。無理だと思ったら「自分の想いが足りないのではないか」と振り返ってみましょう。
・・・・ちなみに講義はシステム工学についてです。全然関係ありませんね(^^;


 

プロモーションやラブレターや!!告白するのと同じやで!!っと熱くかたってきた西宮商工会議所の起業塾

西宮商工会議所の起業塾「プロモーションやラブレターや!!告白するのと同じやで!!」
昨日は西宮商工会議所で開催されている起業塾にてプロモーションについて講師を務めました。プロモーションって何?の回答。起業塾の講師を数年務めていますが、そのたびに最高の答えってなんだろうと悩みます。今年バージョンが冒頭の「ラブレター」となったわけです。
今回の参加者は総勢25名中20名。皆さんの視線が熱い!!でも楽しい楽しい夢の実現、起業の話ですから、「元気が足りません~!!笑顔が足りません~!!創業者は元気、笑顔で負けたらあきません~!!」と冒頭から元気モリモリ語ってきました。
「自分は何屋か??」「自分はどんな何屋か??」「それを簡潔にわかりやすく、しかも共感してもらえるフレーズは?」「その伝え方は?誰に?いつ?どこで?どうやって?そしてなぜ伝える必要があるのか?(5W1H)」について考えます。
そしてプロモーションが購買につながるまでの流れをAIDMAストーリーで組み立てていきます。チラシ配りの寸劇(コント?)付きで受講者にも手伝ってもらって・・・(S君、協力ありがとう~!!!)
などなど、ワーキングの時間も加えて3時間はあっという間に過ぎ去っていきました。
最後に、「あらかじめ皆さんの創業計画を拝見して、皆さんのキャッチフレーズを考えてきています。興味がある方は名刺交換もしたいので是非聞きに来てくださいね!!」と一言。実はこれ、受講者の満足度を図る目的があります。講義後の名刺交換の列をどれだけ作ることができるか・・・貴重な指標なんです。
正確なカウントはできませんでしたが、受講者20名中、急いで帰られて、後にFacebookなどでやりとりした方も加えるとほぼ100%に近い数字でした!!とってもうれしいです。挨拶や質問の行列がおさまったとき講義終了後45分が経過していました。皆さん、熱心ですね。
名刺交換をさせていただき、「創業するとやめてしまう可能性のある職場」を除いてお礼状も書かせていただきました。住所を書いてない名刺も送れませんでしたが(^^;
とっても楽しくて有意義な時間を過ごすことができて幸せでした!!!

幹と枝葉の両方持って帰ってください!


仙台のトラストシティカンファレンスにきています。あさかわシステムズさん主催のセミナーで建設会社の収益改善について話をしました。昨日は東京でBCPの話をしました。
どちらのテーマにも経営理念に触れる箇所があります。
『経営理念は表現の違いこそありますが、顧客に指示される、会社を存続させ社員を守る、地域に必要とされる、これら3つのことが書いてあります。』から始まり、収益改善では利益は何のためにあるのか、BCPでは継続が危ぶまれて理念追求ができなくなったらどうなるか、という話の流れです。
企業経営の中で幹と枝葉を行き来しながら熱く語っています。
理念追求の重要性は中小企業家同友会で学びました。そして同友会で得た自分自身の理念追求のために支援先の経営者に対しても理念の大切さを説くことが不可欠になっています。
話を聞いてくださった皆さんに、枝葉のヒントを一つと、幹となる思いを持って帰ってもらえるとこんなに幸せなことはないと思うのです。

2920日

今日、7月1日は安田コンサルティングの創業記念日です。おかげさまで8周年を迎えることができました。ありがとうございます。
創立記念日といいましてもいつもの1日と変わりません。経営理念に従い、一人でも多くの経営者を元気にするためにまい進していきます。
【安田コンサルティング 経営理念】
一、私達は、愛で中小企業の経営者を元気にします。
一、私達は、中小企業に関るすべての家族を守り、次の世代に命を繋ぐ社会をつくります。
5年後の2018年ビジョンに向けて少しずつではありますが、前進しております。今後も皆様に支えられながら、理念追求のためにビジョンを現実のものにしていきたいと思います。
これからも安田コンサルティングをご愛顧下さい。
宜しくお願い申し上げます。

ものづくり補助金 公募要領と申請書の書き方 説明セミナー のご案内

平成24年度の補正予算で実施されているものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金に関するセミナーのお知らせです。先日第1次締切分の採択結果などが発表されました。そのなかで6月に追加募集があるとのことです。この6月に照準をあわせて申請書づくりをしている企業が多いため、もしこのときに20000件の応募があれば、採択企業は合計1万件程度となり、予算額とあわせて検討すると6月募集で終了する可能性があります。6月公募にあわせて公募要領と申請書の書き方について説明セミナーを開催します。
■ 日 時
平成25 年6月4日(火)19:00~21:00(開場18:30)
■ 内 容
1.ものづくり補助金の募集要項説明
2.申請書の書き方とポイントの説明
3.質疑応答
4.個別相談
■参加費
無料
■申込方法と定員
● 下記の申込書に必要事項を記入の上、切り取らずにFAXにてお申込みください。
 http://yasucon.jp/sem20130604.pdf
● 先着順、定員(30名)になり次第締め切り。
■ 会 場
浪切ホール 4F 研修室2 大阪府岸和田市港緑町1-1 電話:072-439-4173