建設業経理事務氏1級財務諸表

今日は中小企業診断士の勉強会に参加しながら、一部内職をさせて頂いて建設業経理事務士の勉強を進めた。
今日はキャッシュフロー計算書の作成の仕方について。間接法と直接法についてであるが、個人としては直接法の方が得意で間接法は少し苦手である。営業債権のところでついつい資産の完成工事未収入金だけ見ていて負債の未成工事受入金の増額分を控除するのを忘れたりする。本番ではこのような単純ミスを起こさないようにしなければ・・・
あと、次年度の試験であるが、「何かかわるのかな?」と思わせる記述がホームページにあった。個人的には試験が3月で発表が5月というのは会社員が自己啓発目標として設定しにくいと考えている。試験と発表が期をまたいでしまうと合否で評価できないからだ。このあたり、何とかならないだろうか・・・と今年で財務諸表に受かれば来年は受けなくて済むのだが・・・

さおだけ屋の話

 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
 もう読まれた方も多いと思うが、遅まきながら私もやっと読むことができた。会計については専門家ではないが多少知識があるので会計を学びたいというより「本当にさおだけ屋はどうして?」という疑問から読みたくなったのだ。
 種を明かせば単純なことであった。ここでは詳細には書かないが、この本のすごいところはタイトルのつけ方にあると思う。皆が「何故?」と思う疑問を表紙に大きく表現することによって購買欲求AIDMAのAとIを同時に満たしている。
 このタイトル、企業に応用するとすればチラシのキャッチフレーズだろう。
 リフォームチラシでも「県下ナンバー1」とか「どこよりも安く!」なんてものはありきたりで主婦の心をつかむことはできない。キッチンリフォームであれば「今夜のおかずを考えるその前に!」なんてのはどうだろうか・・・

建設購買Navi

財団法人建設物価調査会が企業の建材調達や重機レンタル、外注工事などの購買活動を支援するマッチングサイトを3月よりスタートさせる。同財団が運営する建設ナビの会員を中心としたサービスとなる。販売・受注側が利用料を負担するが、9月までは無料である。対象とするエリアは現在のところ関東圏だけだが今後拡大されるとのこと。 プレリリースはこちら。 3月からのURLは http://www.koubai-navi.com となるが、現在はまだ開始前ということで http://www.kensetu-navi.com/koubai/index.html となっている。 調達先を安定的に確保し、さらに調達コストも抑えることができると考えられているマッチングサイトであるが、現場への納品や、きめ細やかな打ち合わせが必要となる外注工事など、建設業ならではの特徴をどのように活かしカバーしていくのか今後注目したい。

売上集金代行

 売上代金の集金を代行してくれるサービスがある。
 請求・集金又は入金確認は大切な業務の1つであるが、骨が折れるものである。そこで、予め得意先にお願いして代行サービスに登録することで集金業務を代行してくれるサービスがある。得意先側からもいちいち振込依頼をかけなくて良いので手間が省けるメリットがある。建設業においては工務店などでは得意先は都度変わることが多く馴染めないかもしれないが、建設資材店などにおいては利用する価値はあるのではないだろうか?
 参考 日本システム収納株式会社

発生主義と実現主義

 企業会計原則に『発生主義の原則』があることは会計人なら少しは知っていることである。会計担当の人と話をしていると時折聴ける単語である。
 収入・支出の有無に関係なく資材・役務の提供を受けた時点、工事が完成し施主に引き渡した時点で会計的に記録する必要がある。
 それでは実現主義は?
 これは建設業経理事務士の勉強をしているときに出てきたトピックスで、実現主義とは発生主義と似て非なるもので、実現主義は収益、発生主義は費用に関していったものであった。
 ※企業会計原則といえば一般原則の7つが基本であり、その7つの原則を「しせしめけほたん」と覚えた昔が懐かしい・・・

産地等地域活性化支援事業費補助事業

2月2日付けで中小企業庁のHPに『産地等地域活性化支援事業費補助事業』というものが掲載された。以下はその説明文の引用である。
『本事業は、産地等の活性化のため、全国的な視点から、産地の意欲的な取り組みや県域を越えて実施する広域的な販路開拓事業、マーケットのニーズを的確に捉えた商品開発及び人材育成等事業など意欲的な取り組みを支援するものです。
平成18年度においては、国の予算成立が前提となりますが、「平成18年度産地等地域活性化支援事業費補助金」の助成を希望される場合は、あらかじめ、所管の経済産業局が設ける期日までに要望書(別添資料中の補助事業計画書)を所管経済産業局に提出してください。』
産地の活性化と建設業の兼ね合いを考えた場合、建設資材(材木等)のブランドイメージを高め住宅販売に応用することなどが考えられる。外国産の材木におされ、日本の林業は壊滅的な状態であるが富裕層を中心に手作り住宅というのは提案できないだろうか。私の地元貝塚市にも和泉葛城山のブナ原生林がある。この原生林は天然記念物にも指定されているが、貝塚市とブナというのは大きく関連性がある。ブナを地域のブランドとして手がけることは可能であろう。

福祉住環境コーディネータ、教材が届く

 先日、福祉住環境コーディネータの通信教育教材が届いた。ユーキャンのものに選んだことは前回書いた。
 今日の時点でまだ開封すらしていない。あえてしていないのだが、それは来月に迫る建設業経理事務士の試験勉強をする必要があるからだ。開封するとそっちに興味がいってしまい、ただでさえ勉強が遅れているのにどうしようもなくなってしまう・・・
 そのため、3月12日までは封印。
 ちなみに建設業経理事務士の方は参考書、問題集、電卓をカバンに常時入れることにした。これで隙間時間を見つけて進めたいと思う。
 

データベース実践研究会

先月より『データベース実践研究会』に参加している。今日は2月の例会であった。主催で中小企業診断士でもある江?先生と別の研究会で知り合ってから、私がシステム開発関連会社に勤めていたこともあって、参加を勧められていた。
この研究会は知識学習の研究会ではない。「実践」という名前は伊達ではなく参加者が実務に関係したデータベースを自ら構築し、江?先生のアドバイスを得るという形式となっている。私も参加して間もないのであるが、是非とも構築したいデータベースのネタが幾つかある。この機会に作ってみたいと考えている。
少し宣伝になるが、江崎先生は今度「データベース速習会」を開催される。           興味のある人は是非とも参加されたい。

広島市にてセミナー

 建設会社における購買活動(材料・外注)を戦略的に行う体制・手順を説明するセミナーを広島市の富士通ソリューションステージ広島にて実施しました。(開催内容はホームページに掲載)
 建設業は受注生産や生産現場が毎回異なるなど様々な業界特性が存在します。そのため製造業などの他業種に比べコストダウンへの取組みが遅れています。しかし、遅れているからこそ、他社がやっていないからこそ、差別化の要素を多く含んでいると捉えることも可能です。
 購買活動におけるコストダウンは単なる買い叩きではありません。協力会社とWin&Winを実現することが継続しうるコストダウンです。その関係はGive&Takeであり、やりとりするものは経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報です。その中でカネをTakeして何かを提供することがコストダウンと言えるでしょう。
 今後もより実践的なノウハウの提供に努めていきたいと考えます。

代表社員

今日は宮崎に出張していた。
帰りの飛行機(ANA)の中で機内誌『翼の王国』を見ていたら、岡野工業さんの話が出ていた。痛みを軽減できる注射針をテルモと開発しグッドデザイン賞を受賞した会社だ。
注射針の詳細については上記リンクをたどればわかります。今日は別の話。
岡野社長の名刺には『代表社員』と記されている。今でも現役だという意志の表れと私は感じ取っているのだが、この『代表社員』という肩書きは別の使い方ができるのでは?と考えた。それは全社員が『代表社員』と名刺に記すのである。その意図はこうである。社員は社外に出て顧客や取引先と挨拶をする際に名刺を差し出すが、1社員としてではなく、その会社の窓口(代表者)としてである。立ち振る舞いをはじめすべての行動が会社のイメージと深くかかわっている。だから会社の代表という意識が必要なのである。
「私は役職はありませんが、御社とは会社の代表のつもりでお付き合いさせて頂いております。」
この意志を名刺に『代表社員』として記す。
手前味噌で申し訳ないが、とてもよいアイデアではないだろうか?