財務会計の講義終了

 4週にわたって行った財務会計の講義が終了した。受講生の方々は大量に詰め込まれた知識を今後練習によって自分のものにしていってほしいと思う。

これは講義の合間に紹介した本。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の仕組みがまとめて理解できる良書。
例えば事務用品を10万円で購入したらこの3表はどのように変わるのか? そうした具体的な例題をみながら理解を深めていける。
簿記を知らなくても理解できるとあるが、この書物を理解しようとした場合、ほんの少し簿記の知識があった方がよいように思える。

養成機関も視野に入れるべき

中小企業診断士の養成機関にまた1つ追加登録が出た。 最初は資格系学校でもある日本マンパワーであったが、最近は大学の登録が目立つ。大学の養成機関の魅力はなんといっても経営学修士の単位もそろいMBAが同時取得できることだろう。肩書きが同時に2つもらえるというのは人によってはメリットが大きいともいえる。 診断士は資格を取ってからも勉強の連続。もうどうやって診断士になったかよりも診断士になって何ができるようになったかの方に興味がいっている。試験突破にこだわらず環境を考えて最適な方法で目指して欲しいと思う。

財務会計の講義3週目

 今日は先々週から続いている財務会計の講義3週目。ちょうど会計から財務に話が展開する部分で、すべての回のなかでここが一番重要と自分では思っている。
 講義内容の中にキャッシュフロー計算書があったのだが、この部分については少し反省すべきことがあった。既学者の多くが苦手意識をもつこの分野。試験問題は実はそんなに難しくない。だから今年の受講生にもそうした苦手意識を持ってもらいたくないがための講義内容としたのだがそれが少し裏目に出たようだ。0からのインプット講座で少し突っ込みすぎた。営業収入や仕入支出の求める方法など重要なテクニックがあるためそうした部分も講義に盛り込んだのであるが、まだ受講生の頭に計算書の様式が入っていない状態では無理があった。欲張りすぎである。

財務会計の講義2週目

 先週から始まった中小企業診断士財務会計の講義、今日は2週目で原価管理や財務分析などがテーマ。例年、総合原価計算などの話をしていると受講生の顔色がみるみる暗くなってくる。理解するとそう難しい問題ではないのであるが初めて原価管理に接する人にとっては計算がややこしいこともあって拒絶反応を示してしまう。今年もその回がきたということで説明の方法にはかなり悩んだ。
 悩んだあげくとった方法は「すべてを伝えるのをやめる」である。どのみち限られた講義時間の中で深く掘り下げて講義することなど無理なのだが、さらに論点を絞って解説するように努めた。テーマによってかける講義時間も極端に偏らせた。レジュメも大いに使った。
 次週はキャッシュフロー計算で会計を終え財務(ファイナンス)の話へと突入していく。資本コストやNPV。受講生の顔色がかわるテーマが目白押しである。しばらくは講義方法に頭を悩ませる日々が続きそうである。

財務・会計の講義スタート

 中小企業診断士、2008年合格を目指す受講生向けの担当講義がはじまった。今日より8コマ(1コマ3時間)に渡って講義を行っていく。昨年度も同じ講義を担当したが昨年の反省を踏まえて今年もやり方を変えた。昨年は書くことも勉強の1つと捉えレジュメの提出は最小限に抑えた。これは運営側から指示された共通方針ではあったが、やはり講義内容の広さからすると書く時間がモッタイナイのである。書く時間より理解する時間に多くを割きたいと考え一転して今年は毎回レジュメを出すようにした。ただ書くことも勉強の1つであることには違いない。そこで重要なキーワードだけを書き込める型とした。
 まだ最初の2コマが終わったにすぎないが感触は良好である。書き終わるのを待つ時間が殆どなかった。その分、例題を交えながら理解するための講義が行えたと思う。またいつも延長しがちであったが時間通り終えることもできた。受講生の満足度向上を最優先にこれからの残りの講義もはりきっていきたいと思う。

1次試験終わる

 中小企業診断士1次試験が終わった。受験生との打ち上げに参加したが皆大きな仕事をやりとげたような充実した面持ちであった。これは受験生にしか味わえない。少しうらやましくも感じる。
 明日には解答が発表される。財務会計と経営情報システムの問題を見た。意表をついた問題も少なく全体的に良問が多いように感じられた。財務会計は少し計算負担が大きく時間が足りなくなった受験生も多いように感じる。またここ数年での傾向も変わってきているように感じる。
 来週から08年度合格を目指す講座の担当が始まる。こうした傾向を踏まえながら効率よく得点できるよう講義を工夫していきたいと思う。

身震いするような気迫

 今日は朝から中小企業診断士1次試験の会場に出かけてきた。受験生をひそかに激励するためだ。誰もが通るであろう掲示板の前で誰であろうと手当たり次第にガンバレパワーの念を送り続けていた。
 皆、今日ほど真剣な面持ちで望む日は少ないだろうと思う。パワーを送っているつもりが跳ね返されて倍返しされているようであった。10時になって引き上げようとしたときは自分も行政書士試験に向けてがんばらねばという気持ちで一杯であった。
 明日も続くこの試験、最後まで全力でがんばってほしい!

1次試験前日

 いよいよ明日と明後日の二日間にわたり中小企業診断士1次試験が行われる。受験生は最後の追い込みか腹をくくってはやく休むか、今の時間のすごし方は色々だと思う。明日からの試験にむかって闘志を燃やしているのだと思う。
 自分は旧制度の受験であり今の1次試験とは大きく異なっていた。自分は受験前夜どうして過ごしていたのかは覚えていない。(2次試験の前夜はよく覚えている。覚えた中対を忘れるのが怖くて朝まで書き続けていた・・・)
 今年も何人かの受験生と接する機会があった。彼らを激励しに明日は会場入り口で静かに見守っていたいと考えている。

祇園祭と財務会計

 祇園祭の最中、今日はLEC京都駅前本校にて08年度合格を目指す中小企業診断士合格講座の財務会計の講義を行った。
 実は祇園祭といっても今まで見たこともなく、今日は台風(少しそれた)もありどうなるんだろう・・・とわからなかったのだが、京都駅は確かに人手が多く浴衣姿の方も多く見られた。
 そうしたいつもと違う情景をよそにいつも通り講義を行う。
 先週と今週はBASIC講座ということで財務会計の前提知識となる簿記の話が中心である。先週、仕訳を作って元帳に転記するところまで。今週は元帳から試算表、決算整理仕訳をしながら精算表の作成。最後に貸借対照表と損益計算書の当期利益額が合えばめでたしめでたしという内容である。
 簿記の初学者には少し詰め込みすぎの感があるが、8月からは本当の講義が開始される。それまで十分復習をして道具として使えるようになってほしいと思う。

商工会議所の経営相談担当日を増やす

 現在、月曜日と木曜日、大阪商工会議所中央支部でIT関係を中心に経営相談にあたっている。今月より第2、第4金曜日も担当することにした。(年間の担当回数が決まっており、祝祭日などで回数が足りないため)
 大阪市中央区内であれば商工会議所の会員・非会員関係なく訪問し相談支援させていただいている。もし訪問希望であれば連絡いただければすぐにでも!

【連絡先】
安田勝也(中小企業診断士、システムアナリスト)
〒597-0023 大阪府貝塚市福田20-1-206
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