『今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である』

Imag0069 車のダッシュボードにおいておき、いつも隙間時間に読み進めていた「日本語の作法」をようやく読み終えました。

読みやすいエッセイでしたが、著者がどこかから引用した次の言葉がとても心に残りました。

『今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である』

人生の中で無駄なことなど1つもないと思っています。しかし自分が無駄だと”あきらめてしまう”とそれは本当に無駄なのかもしれません。

だから、無駄に過ごさないためには1日、1日を諦めないことが大切だと思います。

目標を達成できなくても1ミリでも進む。あるいは全く進めなくても、いつか進むためのエネルギーを貯める。

風邪でへばって1日寝て過ごす。それでも自分が風邪になったわけと、そうならない予防策を考えてみる。あるいは昨日と違った1日をあえて楽しむ。

ダラダラとマンガを読みながら1日を過ごす。でも「読みたかったマンガが読み終えてよかった」と満足する。そしておもしろかったところを明日友人に話して相手を楽しませる。

人が「えらい!!」と褒め称えるような1日は過ごせなくても、「無駄」に終わらせないことはどのようにでもできます。

幸か不幸か、自分に甘いだけか、生まれてこのかた、無駄に生きた1日は無かったように思います。これからもそうありたいし、そうできるように準備しておきたい。

和歌山大学講義録その3

先週の木曜日に行われた第3週の講義の記録です。4週目が明日に迫って、追われての投稿です。

1.経営情報システム

企業が情報システムを導入するにあたって検討すべき内容を伝えました。

例えばパッケージにするかオーダーメイドにするか。値段や自由度にそれぞれの特徴の違いがあります。パッケージでは多くの企業のノウハウが蓄積・凝縮されているのでいわゆるベストプラクティスの恩恵が得られるメリットもあります。すなわち汎化すべき業務にあてこむのはパッケージがよく、会計業務や給与計算などはそれにあたります。逆に企業の競争優位性に関わる部分(汎化ではなく特化すべき業務)にシステムをあてる場合はやはりオーダーメイドでより競争力を高める仕組みを構築すべきです。あくまで一般論ですが。

他にもシステム導入にあたって必要でかつ不足しがちな経営資源についてなど、あらかじめ留意すべき点についても話しました。例えば資金については初期投資と運用に要する費用があり、情報システムのライフサイクル全体に渡って必要となる経費はTCOと呼ばれ、初期費用の4~5倍になることが多いことなど。

2.ソフトウェア工学演習

前回、要求獲得でインタビューをロールプレイしました。その内容を共有するためにマインドマップ形式でまずは記録作成。

そしてどのようなシステムがいいか検討してもらい、A4一枚程度のプレゼンシートを作ってもらいました。制約のあるプレゼン環境で自らが検討したシステムがいかに魅力的なものかPRします。プレゼンシートをもとに各グループの代表がプレゼンを実施。プレゼンシートの内容とプレゼンそのものの内容で改善点を指摘。これから人前で話す機会が増えてくる受講生にいい練習になったのではと考えています。

和歌山大学講義録その2

今日は和歌山大学での講義担当日です。先週から始まって今日で2回目。経営情報システムとソフトウェア工学演習を担当してきました。

1.経営情報システム

今回は他の回とは毛色の異なるテーマで「技術者倫理」です。東電の原発問題をはじめ、様々な事例を交えながら技術者倫理について意見交換をしました。今回の講義は知識の詰め込みではありません。技術者、一人の人間としてどう行動するべきかをその場で考えてもらう時間でもあります。個人の問題に落とし込んだときに、きれいごとでは必ずしも片付けられない問題に直面します。そのときに「きれいごと」の方で決断できるために必要なことは「強くなる」ということです。屈しない力。屈しなくても大丈夫な環境づくり。そのために今からできることを準備しておくことです。

スペースシャトル、チャレンジャーの事故についてOリングの話題が技術者倫理でよく題材にされます。今日少しショックだったのが、受講している学生さんがまだ生まれていないときの話だったことに気がつきました・・・

2.ソフトウェア工学演習

要求獲得のためのインタビューの準備とロールプレイングです。予め質問(できれば想定される回答も)を準備しておき、インタビューにのぞみます。その際に一番大切なのは相手に対する配慮です。二度手間にならぬよう聞き漏らしがあってはいけません。そうならないために思いつきで質問項目を挙げるのではなく、抜けがないかチェックしながら行うことが必要です。チェックのモトは色々考えられますが、いつもソフトウェアの品質特性(ISO9126)を説明しながらチェックに活用してはと提案しています。他にも相手に対する配慮は必要です。質問項目は挙げられても質問の方法は様々です。YesNoで答えたり自由回答を求めたりと。そのなかで工夫しながら質問方法にも配慮してもらいます。あと相手に見通しをたててもらうこともすぐに実践できる配慮の1つ。質問の数やおおよそのインタビュー時間などはあらかじめ提示しておく・・・などなど。実務上のコツに近い要素が多かったように思えますが、教科書で伝えられないことを伝えるのが任務なので、これでいいかと自己満足しています~。

和歌山大学講義録その1

今日からいよいよ担当講義が始まりました。これから15週に渡って毎週木曜日の1コマ目、2コマ目を担当します。

1コマ目は経営情報システム。いわゆるMISの話ではなく、企業における情報システムの活用について実例を交えながら説明する講義です。今日は概論ということで、企業の情報化段階やシステム化を進める際の留意点についてです。しかしその前に「経営情報システム」を「経営」と「情報システム」に分けて、『経営ってなに?』というテーマで意見交換しました。受講された学生さんには不意打ちだったようですが、何のために会社があって、何のために社員さんが働いていて、経営者の役割って何か・・・など。とても有意義な時間を過ごしました。次回は技術者倫理についてです。今技術者倫理でホットな話題といえばやはり原発になるでしょうか。

2コマ目はソフトウェア工学演習。前期に別の先生から「ソフトウェア工学」について教科書的な知識を学んでいますが、その授業とセットになっていて、私の役割は実務家として教科書通りにはいかないところや実務上の注意点を伝えることです。今日は最初ということで、要求獲得について。そして要求を獲得するにあたって必要となる準備の話や実際のインタビューなどでのコミュニケーションの話をしました。難しい話ではなく、コミュニケーションの基本は場の雰囲気を良くすること。そのためには笑顔も大切な要素の1つであったり、相手の認証のためにあえて名前を呼ぶことなどいくつかエッセンスを伝えました。途中、笑顔を作るためのトレーニングをしたりと、「本当にソフトウェア工学の演習か?」と思われる内容ですが、実務家としてはどうしても外せません。

来週以降もまた学生さんたちと会えるのが楽しみです!!

ところで、今日講師室に入ると写真のようなステッカーをいただきました。

Imag0071_2 黒い部分が温度計になっており、冷暖房を使う室温の目安も記されています。これが大学内の各室に貼られているようです。今日さっそく、その効果の大きさを実感しました。

1コマ目の講義中。話がヒートアップしてエアコンをつけようとスイッチに近づいたとき・・・示している温度が「冷房の室温」より低い・・・というわけで抑止効果バッチリです。さっそく頂いた1枚を事務所の見やすい位置に貼り付けました!!

「がんばろう ふくしま!」応援企業として福島県から委嘱状をいただきました

Imag0029_2  「がんばろう ふくしま!」応援企業として福島県から委嘱状をいただきました。

安田コンサルティングではネットショップの売上の2割を被災地に寄付させて頂いています。2か月前から寄付先を日本赤十字社から福島県に変更しました。その際に、応援企業としてのエントリーシートがあり申込みしたところ委嘱状が届いた次第です。

社員研修や旅行等ではなかなか貢献できませんが、食材等についてはこれから福島県産にこだわっていきたいと思います。

企業として社会貢献に参加できることに喜びを感じるとともに、参加させて頂ける源をいただいた顧客、協力会社、家族に感謝します。

プロフィール用写真を撮影してきました

プロフィール用写真をはじめて撮影してきました。

色々なところからリクエストがあったのと、ホームページ等の営業ツールのリニューアルを計画していることもあり、思い切って撮影することにしました。

Img_8814 今までホームページ等で公開している写真は創業当時に自分で撮影したもの。今回はスタジオでプロのカメラマンに撮ってもらったものです。当たり前ですが全く違います。(体も一回り二回り大きくなっていますが・・・)

初めてでかなり緊張していたのですがカメラマンの方が気さくな方でなんとか場を和まそうと色々と話しかけたりアイデアをくれたりします。

今思えば、「こんなポーズも撮っておけばよかった」と少し公開していますが、それは次回に残しておきます。

撮影していただいたのは大阪市の東心斎橋にある「Angle」さん。スタッフ紹介のページにある北嶋 治樹さんがカメラマンです。

次もまた「Angle」さんにお願いしたいと思っていますが・・・次はダイエットしてからにします!

マイ携帯:X05HT壊れる・・・

愛用の携帯X05HTが壊れました・・・

X05HTはWindows Mobileが搭載された携帯。OutlookでToDoや住所録などを管理しているのでWindowsと親和性の高い携帯ということで選びました。

操作はタッチパネルとミニキーボード。タッチパネルは少し使いづらいけれども、使いづらいのがまた気に入っていたのですが・・・

そして壊れたのがタッチパネルです。まったく反応しなくなりました。ミニキーボードで代用といってもタッチパネルの操作なしではできることが限られているのです。

初期化するなどして粘ったのですが断念。明日修理に出します。

先代の携帯を残しておいてよかったです。SIMを入れ替えるだけで使えるのは大いに助かりました。

行政書士の受験票が届きました

先日、行政書士の受験票が届きました。

今年で3回目のチャレンジとなります。建設会社に対して経営支援に加えて許認可申請もお手伝いできるようにしてワンストップサービスを目標に掲げて資格取得を目指しております。

ただ、法律系の試験は苦手意識も邪魔をしてなかなか効果が現れません。「できない理由を並べて言い訳するな」といつも申し上げていることなのですが・・・「継続は力」という言葉を信じて試験日までの少ない日数を有効に活用していきたいと思います。

Twitter(ツィッター)でつぶやいてみる

少し前からTwitter(ツィッター)をはじめました。

ブログと同じ日々の情報を発信するツールではありますが、体験や行動・考えを述べるようなものではなく、「今何をしている?」に重きを置いています。

そういった意味ではビジネスでの活用といっても属人的な個性でうっている商売をしている人に向いているのかもしれません。もちろん、ビジネスで活用という「狙い」を含んで「今何をしている?」を書いても臨場感や面白みにかけるかもしれませんが・・・

例えば大工の職人さんが「今から○○邸の上棟式です」と掲載したところでどうなるのか・・・ それより舞台裏を見せたほうがいいのかも。「今から○○邸の確認申請をしにいきます」の方が興味をそそるかもしれません。

今のところ私のつぶやきは試行錯誤の段階ですが、よろしければ・・・IDはyasucon、名前は安田勝也です。

1461日

今日は安田コンサルティングの創業記念日です。

おかげさまで丸4年間営業させていただき、本日より5年目に突入です。
今までは見えてこなかった安田コンサルティングの課題が見えてきました。

・『建設業大好きコンサルタント』カラーが薄くなっています
⇒何でも屋になっている。
・自分が安心して活動できる範囲内での業務が多くなっています
⇒すなわち新しいことへの挑戦が少ない。

何にでも挑戦していきたいという気持ちは持ち続けるべきですが、何も目標が
無い状態で何でもやるのは単なる何でも屋です。ビジョンを持って何にでも取
組むという姿勢とは大きくことなります。
それは経営相談の場で自分がよく言っていることです。自分のことは棚に上げ
て恥ずかしいことです。

今させていただいている業務を削るつもりはありません。縮小して色濃くなろう
とは思いません。あくまで拡大。ただし拡大の方向をよく見定める。
4年も経ってようやくこんなことに気がついた私でした。

これからも安田コンサルティングをよろしくお願いします。

1年目に書いた記事。2年目に書いた記事。3年目に書いた記事。