建設業における技術継承というと古来からある在来工法や寺院などの建設工法などを思い浮かべる。もちろんそれ以外に土木・建築問わず継承していきたい技術は多い。国交省が技術継承への取組みについてモデル事業を公募している。その公募へ申請を出す予定なのだが事業の主体は個人事業主が多く集まる交流会である。しかしどうも応募資料を見ると個人事業主を想定していないようなのだ。担当者に問い合わせさせていただいてもそのような回答であった。結果的には申請は受け付けてくれるので問題はないのであるが、団塊世代の退職で失われる技術がある一方、零細事業主が持つ技術も相当ある。しかも伝承組織ができていないので基本的に口伝である。こうしたところに本当に守るべき技術があると思う。
FlashとSEO
今日はあるWebコンテンツ制作会社を訪れた。Flashによるコンテンツ開発が得意とのことで事例を交えながら当社のデザイン力・技術力の高さを認識した。最近、自分でもSEOに関する支援を行うことがあり、Flashを用いたコンテンツのSEO対策はどうするのかと尋ねてみたらやはりFlash単体ではSEOは難しいとのことであった。
しかしよくよく考えてみればFlashなどでデザインに優れたコンテンツを提供したいと考えるのはメーカーがブランドをアピールしたいときが多く、そうしたコンテンツの場合は顧客もブランド名で直接検索したりあるいは商品を実際に手にとって商品札などに印字されたアドレスを入力することの方が多いように思える。そういった意味ではホームページ上で直接商品販売を手がける場合以外ではSEO対策の必要性は低いのではないかと考えた。
和歌山大学前期講義が終了
和歌山大学で講義を担当していた先端ソフトウェア工学の前期分が本日完了した。試験無しの15回講義で、来週あたりから成績をつけなければならない・・・
最後の講義はフレームワークについて。Strutsと呼ばれるJava環境を用いての講義であったが学生によってJavaの利用経験が異なるので理解度も当然異なってくるものと思う。
フレームワークの活用など本当は生産性があがるはずなのに目の前の業務に追われて導入が進まないものが多い。特に技術開発部門などがない中小企業にそうした例は顕著に現れる。その一方で経営者が研究熱心な場合は10名足らずの規模でもフレームワークを活用して生産性をあげている企業も目立つ。
大学ではフレームワーク自身のことしか講義できていない。導入の際に必要な周りのことについては機会があれば伝えていきたいと考えている。
建設廃棄物の処理について
本日、建設工事における廃棄物の処理方法について相談を受けた。
まず処理責任者であるが、一部の工事を下請けに出していようともすべての廃棄物についての処理責任は原則元請事業者にあると考えてよい。
次に関連法規であるが、通常企業が出す廃棄物については産業廃棄物処理法が思い浮かぶが同法は再利用できない石綿や手を加えることにより再利用可能となる建設汚泥、特定建設資材廃棄物(コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材)、鋼材や金属くずなどそのまま利用できるものが対象となる。さらに再利用できないものを除いては資源有効利用促進法の対象ともなり、さらに特定建設資材廃棄物は建設リサイクル法の対象となっている。建設廃棄物の処理は関連法規が多いため扱いには注意が必要である。
処理方法や関連法規についてQ&A方式で解説している書籍がある。『建設廃棄物処理とリサイクル2006』である。私も購入し一読したが図解が多く非常にわかりやすい印象であった。
簡単な見積ソフト
昨日は契約書類の雛形の紹介をした。今日は見積ソフトだ。契約書類の中に見積書の書式も入っているが、見積書はさすがに積算内容を再利用したいので見積ソフトの利用が効果的である。積算ソフトと書くと敷居が高いのであるが明細つきの見積書を作成できればよいのであれば使いやすいものがいくつかある。中でもいつも進めているのが「積算課長すずきくん」である。工種ごとに明細をあらかじめ定義できるのでミスも少なくなる効果が期待できる。是非利用を検討して欲しい。体験版も利用可能である。
リフォーム工事の契約書類
リフォーム工事に進出した企業からの相談。リフォーム工事の契約書でよい書式はないかというものであった。一般に公開されているものなのでこれを機会にここでも紹介したい。標準的な書式であればリフォネットの書式が参考になる。特にそのまま利用してもさしつかえはない。
個人相手の工事であればどうしても契約書の取り交わしなどがおろそかになりがちであるが、工事を請け負う以上必要最低限であるので契約書は是非作成して欲しい。また、契約書作成前後の打ち合わせなどの記録もリフォネットの書式が使えるので是非参考にして欲しい。議事録を作成した場合は社内はもちろん顧客にも確認してもらいサイン又は押印してもらうことが重要となる。
コーディネーターは押し売りではいけない
大阪府内のある市で中小企業を応援しようと様々な施策を紹介する役割を担っている。しかし施策は経営課題を解決する1つの手段ではあるがすべての中小企業に有用であるわけではない。役割がそうなっているから様々な企業を巡回するのだが殆どの場合何かのセールスと変わりのない対応を受ける。当然である。必要としていない企業に無駄な話をしていくのでは仕事の邪魔をしているだけなのだから。
この役割、少し方法を変えようと提言中である。もっといいやり方は沢山ある。
提供すべきは不安・不満の解消
リフォームは何のためにするのか?台所を新しくしたり、階段に手すりをつけたり・・・結果的にそうなっただけでリフォームの動機は決して「新しいシステムキッチンを導入したい」や「階段に手すりをつけたい」ではない。今までのキッチンや階段では不満があるのだ。高齢者が使うようになってきたから電磁調理器が使えるようにしたいとか、膝が痛いから階段の上り下りが不安定になってきたなど・・・
リフォーム業者はこうした顧客の不安・不満を聞きだす能力が必要である。そして解決策の1つが住宅改修に過ぎないということも認識が必要である。電磁調理器でヤケドの心配はなくなるのか?手すりをつけさえすれば階段の上り下りは安定するのか?別のもっとよい解決策はないのか?そうした疑問を顧客と一緒になって考えることこそ地域に密着した住宅の専門家といえよう。
CALS/ECインストラクター資格、更新しないことに決める
CALS/ECインストラクターという資格を持っている。建設業の電子入札・電子納品が進展するにあたり、建設会社にその方法や技術などを紹介することが主な任務となっている。今から4年ほど前に取得した。しかしながら実際にこの資格が活かされる場面は殆ど無い。電子入札・納品関係のセミナーは商工会議所などで多く開催されているが、講師は自治体の入札関係課の職員が中心である。(発注者側から直接説明が聞けるのであるから当然といえば当然である。)また各企業で電子入札・納品の支援をする際にもこの資格を取得しているからという理由で行ったものは現在まで1つも無いのである。
資格更新にも費用が発生する。コストダウンというよりは更新に要する費用でもっと有用な知識・技術の習得にあてたいと考えている。
※実は更新研修と同日、すでに別の講習受講を決めている。この講習に関してはまた別の機会に紹介したいと考えている。
和歌山県湯浅町を訪れる
今日は商工会のエキスパートバンク制度を利用した依頼で湯浅町を訪れた。
朝は早めに出発したのだがそれが良かった。出発早々、先日の南大阪の豪雨のせいで国道が土砂崩れ通行止め。迂回する車で渋滞が起こっていた。渋滞を抜け阪和道を使って湯浅町へ。湯浅町内も以前の台風のせいか土砂崩れが発生して通行止めとなっている道路があった。こうした災害では地元の土木会社が活躍する場面である。
湯浅町といえば醤油を思い浮かぶ。車で町内を通っていても土産売り場や直売店の看板が目立つ。しかしJRの駅前を中心とした地域に活気は無く寂しい感じがした。訪問が連休明けということもあり休日中の様子とはまた異なるのかもしれないが・・・
はやめに到着したこともあり町内を散策。戸建ての古い住宅が多い。また街を歩く人々はやはり高齢者が多い。福祉住環境を念頭に置いたリフォーム事業であればある程度の需要があるように思える。地元の工務店はそうした活動に力を入れているのかもしれない。
今日の相談内容は建設業関連といっても非常に稀なケースの相談である。しかし前述の土地がらを考慮すると可能性はあるように思えた。相談企業を今後も精力的に支援していきたいと思う。