CALS/ECインストラクター資格の更新

建設CALS/EC(電子入札や電子納品)のインストラクター資格(CALS/ECインストラクター)の更新時期が近づいてきた。2年に一回の更新で忘れたころに案内が届く。取得は講習会の受講とその後の試験に合格すればよい。まじめに講習会を受講していれば試験はまず問題ない。
この資格、知名度もあまり高くなく、この2年間で取っててよかったと感じることは実はあまりなかった。電子入札の体験セミナーなど色々な箇所で開かれているがインストラクターの出番はほとんどなく、講師は自治体の入札担当者であるケースが多い。
建設コンサルタンツ協会にはこの資格の存在意義を高めてもらう努力をしてもらいたいと思う。インストラクターのニーズ開発と有資格者支援は少なくとも必要なのではなかろうか。2年に一度更新案内を送りつけて更新研修受講料と更新手数料を徴収するだけでは発展する由もない。
上述のセミナーの問題点は開催後の各企業のフォローができていないことにある。ICカードとリーダを購入し、パソコンに接続し、ドライバーをインストールし、入札ページを開くためにJAVAのインストール、セキュリティ設定の変更。これらを自力でやってのける建設会社はほんの一掴みでしかない。こうした企業へのアフターフォローもインストラクターの役割ではなかろうか。インストラクター派遣に助成制度があるとよい。そうした施策提言なども行って欲しいものである。

地場に根付いた工務店の覚悟

今日は株式会社久我が開催するハウジングフェアに参加した。松下電工のトイレ「アラウーノ」やお湯の冷めにくい魔法瓶のような浴槽など、住宅設備の進歩に驚きつつ、ご一緒させていただいた工務店の方と全国チェーンのハウスメーカとの仕事の違いについて意見交換をした。
先日、リフォームに関する書籍を紹介した記事でも書いたことであるが、地場の工務店に仕事をお願いする場合、そのほとんどは職人の人間性や技術に対価を支払っているようなものである。全国チェーンのハウスメーカの場合と大きく違う部分である。親方の人間性にほれ込み、「この人であれば人生最大の買い物をまかせられる」と感じた人と一生の付き合いがはじまる。地場で何十年と看板を掲げてきた歴史はそれ自身が地域の信頼を立証するものである。逃げも隠れもしない。腕一本で多くの住宅を手掛けてきた親方の話はいつも熱いものを感じる。

減築という考え方

今日の日本経済新聞の夕刊に「減築で快適生活」という記事があった。家庭の居住環境は賃貸住宅から始まり戸建て、増築と生活者の増大に合わせて広げる一方であったが、子供が独立して再び夫婦だけの生活になると増大した居住空間は使いづらく多くの世帯が1階だけに生活しているのが現状である。
身体能力が衰え始めると今までは何の不自由なく使えていた設備が使いにくくなったり気付きもしなかった段差につまづいたりする。そうした時期にこそ快適な生活環境の実現に向けて住宅に要求する機能は事細かになっていく。工務店側も減築という考えを取り入れ今まで増築を繰り返してきた既存顧客に提案するのも良い考えだと思う。また減築する資金がないという顧客にはリバースモゲージの利用も考えられる。提案の際は「減築」は顧客にとって1つの手段でしかないことに留意して欲しい。子供との同居や賃貸マンションへの転居などの手段も忘れてはならない。

「プロ」という人種

先日NHKの番組「プロフェッショナル」で宮大工の菊池恭二氏が紹介されていた。支援先の工務店の親方から是非みてほしいと打診があった。無ければ見逃してしまうところであった。
菊池氏の技術・考え方はすごい。(もう少し具体的な良い言い方ができればいいのだが、大工としての技術に疎い私にはすごいとしか言い様がないのである・・・)自らの技術を磨く一方でその技術を伝承させるために若手に仕事を託す。託してプレッシャーを与え責任の重圧に耐えることを覚えさせる。もちろん失敗の責任は自らが負う。感じたのは包容力。昔の怖い親父に似ている。失敗すると叱られる。でも認められたいからがんばるのである。やらかした失敗はいつも何とかしてくれる。
菊池氏はプロフェッショナルを「いつも前向きに物事を考える新人」という。新しい考えを追い求める。それは現状維持に満足しないことを意味する。その部分にはとても共感させられつつ安堵感を覚えた。

USBメモリを新調

 今日新しいUSBメモリを購入した。1つ持っていたし容量も問題なかったのだがセキュリティ機能が付いていないので紛失したときの情報漏えいが怖かったためである。
 今回購入したUSBメモリにはセキュリティ機能がついている。予めパスワードを設定しておけばUSBメモリを紛失して第三者が中を見ようとしてもロックがかかっているために見ることができないわけだ。容量も今持っているものは256MBだったのを1GBにした。容量が増えれば格納できる情報量も増える。情報量が増えれば漏洩した際の影響も大きくなる。

仕事をまかせる際の注意点

 経営者がパソコン操作に詳しい人に文書作成やデータ加工などを依頼するケースが多い。できあがった文書や加工されたデータが得られればとりあえずその仕事は完了する。しかしそれだけだと丸投げ。その人がどのようにその作業を行ったか?またその作業は別の人(あるいは自分)にもできることなのか?をきっちり考えてほしい。もちろん中小企業の場合、そうそうパソコン操作に詳しい人が何人もいるわけではない。それであればその人が行った作業のマニュアル作成までを依頼しておきたい。文書作成したものを雛形として利用するのであれば入力項目に何を入れればいいのか、データ加工であればどういった操作をすればそのように加工ができるのか。できれば経営者自身がそのマニュアルを見て自分で操作できるかどうかを試すと良い。マニュアルはきれいなものを作る必要はない。社内文書なのでわかれば良いのである。手書きでもかまわない。
 こうした作業の積み重ねが多能工化につながり、会社力の向上になるのであろう。

モッタイナイ

 エレベータを吊り下げるロープの破断が相次いでいる。国交省は約40万基についての点検を自治体に要請した。エレベータに遊園地の遊具。他にもあるのであろうが正しく点検していれば防げた事故は多い。
 日本人の美徳ともいえる「モッタイナイ」という言葉は消耗品にのみ向けられる言葉であり、設備や住宅など長年利用するもの(資産)に対して「モッタイナイ」という言葉はむしろ諸外国が進んでいる。欧米では築年数3桁の住宅なんぞ沢山ある。日本から輸入した中古車を大切に乗っている風景はテレビなどでもおなじみである。
 長年利用するものは壊れない。壊れたら買い換える。提供するメーカも売ることに一生懸命でそのあとのサポートは小さな付帯サービスとしか思っていない。はたして提供した製品のサポートプラン・計画を策定している企業がどれだけあるだろうか?またサポートを受ける方も「点検は無料が当たり前!」なんて思っていないだろうか?提供する側はコストがかかっているのである。コストをかけない点検でどれだけの問題が洗い出せるのだろうか?サービスは目に見えない。目に見えないものにお金を払いたがらない。サービスは壊れない。安物買いの銭失いも目に見えず壊れなければ気が付きもしないということであろうか?

久しぶりのオフ

 今日は久しぶりのオフ。天気も良かったので近くの蜻蛉池公園にでかけた。事務所から30分もかからない距離である。
 園内マップにはあじさい園とあったのでちょうど季節かと思い足を運んでみた。
Image0010 ほとんど満開で普段みかけないあじさいもみられとてもリラックスできた。
※残念ながら見ている最中に雷雲がやってきたため早々の退散となった。
途中、園内の整備をする造園業の方々を多くみかけた。こうした方々の努力が訪れた方々の目を楽しませているのだと影の功労者を静かに称えた。

プロが教えるリフォーム悪質業者の見分け方

 今日は1冊の書籍を紹介したいと思う。『プロが教えるリフォーム悪質業者の見分け方
 認知症の老人などを狙った悪徳業者の問題が取りざたされて数年経つが、表立った報道もめっきり減ってしまった。しかしこうした問題はほとんど何も解決していない。本書はリフォームを考えている方々がそうした悪徳業者にだまされないために書かれた書籍である。
 本書では悪質業者と悪徳業者を明確に分けて定義している。悪徳業者は特にリフォームを行う技術が無いために耐震設備や防湿材などの物売りに徹して数倍の価格を設定し法外な利益を貪る業者。悪質業者は施工などもこなしリフォーム会社としての体を成しているものの、何か問題(欠陥)があったときに真摯に対応せず顧客が泣き寝入りせざるをえなくなるような会社である。私としては後者となる会社はリフォーム業界に限らず本当に多く存在しているように感じている。
 騙されないようにするにはどうしたらよいか。その唯一の手段は自らが勉強することである。リフォームは完成品を買うのではなくこれから行われるものを買うのであって買う前に試用したり出来栄えを見たりすることはできない。しかし勉強するといってもリフォーム工事について専門的な工法や資材などの勉強をするのではない。リフォームとは会社・職人の信頼と技術・品質を買うということを勉強することが重要だと記している。長く時間がかかるリフォームは施工会社によって品質や出来栄えも異なる。そうした買い物に単純な相見積もりの安値買いは馴染まない。
 また第三者機関による監視・調査の必要性やその調査員の資格制度の導入などを提言している。
 今後リフォームを検討している方、またリフォーム事業に携わっている方、今後参入を考えている方に一読願いたい一冊である。

建設業関係で勧誘が2件

昨日事務所のポストに建通新聞大阪が投函されていた。名刺も同封されておりホームページか何かで当事務所のことを知って尋ねてきたのかもしれない。(昨日は夜まで留守であった。)
新聞購読の依頼かと思っていたが、夜になって電話が鳴った。開発したソフトウェアの広告を掲載しないか?ということであった。ホームページを見たとのことであるが、私のホームページにはどこにもソフトウェアを開発していると記載していない。その時点で少し機嫌を悪くして冷たく対応して終わってしまった。
今朝になってあるソフトウェア会社から電話が鳴った。建設業向け原価管理ソフトウェアを開発したのでアライアンスが組めないかという依頼。実は前職が同様のソフトウェア会社であったこともあり、同業他社からのこうした依頼は断っている。しかしソフトウェアのターゲットは同じであるが価格帯が異なるので是非ということであった。異なるとはどの程度と聞いてみたら同じような価格帯。どうもいい加減な話である。
この2件で、電話での売り込みはいい加減な人が多いという印象を持ちつつ、自分の「建設業向け」という特色が周りにも広がってきたとうれしくもあった。